■金網の切断方法(その2)

押し切り

金網の切断方法の第2回目としてご紹介するのは『押し切り』です。

紙のようにコシがなくペラペラな金網を切る時は、パワーがありすぎると金網が刃物と刃物の間に逃げてしまい、奇麗に切ることが出来ません。そこで紙を切るペーパーカッターの金属版として『押し切り』と呼ばれる切断機で切断します。

『押し切り』はテコの原理を利用し、切断する金網のコシ(硬さ)に合わせて刃物を下す『力』加減やスピードなどを調節し切断していきます。

奇麗な切断面で切れるようになるには、約1年くらいはかかりますが、慣れてくれば奇麗な円形もこの『押し切り』で切れるようになります。

上の写真の『押し切り』は、紙のような薄いものではなく、大きなサイズやコシがある硬い金網を切るのに使用しています。

刃物の切れ味で製品の良し悪しが左右されるので、押切刃物専門の鍛冶屋さんで製作してもらい長年使用しています。その切れ味たるや刀剣の如し!