アピールポイント:
A4サイズ(210×297)にφ0.5、φ0.8、φ1.0の3種類の穴で、人物を表情豊かで立体的に表現できるかをテーマに製作しました。
元となる画像をパンチングで細かい描写が表現できるように、画像修正を慎重に行いました。
画像を自社開発のパンチングソフトを使用してパンチングデータに変換して、思うような表現が出来ていない所は、一つづつ穴の大きさを変更し調整しました。
目や眉、鼻、口などは、顔の表情を決める重要な部分のため、より自然で立体感が出るまで何度も修正を重ねました。
今回の作品で特に難しかったのは、1.0tの板厚に対して同じかそれ以下の穴径を使用するため、0.5φのパンチチップは職人が既存のパンチチップを手加工で細工して自作しました。
機械や金型の精度が出ていないと金型を痛めて奇麗な加工が出来ないため、高精度の電子顕微鏡で金型のズレを確認し、調整を繰り返しながら加工しました。
バイブレーション研磨と耐食性のあるゴールドアルマイト「金剛」で表面処理をして、金箔の雲竜紙をイメージした仕上げにしました。