■金網の切断方法(その3)

クリッパー

金網の切断方法の第3回目に紹介するのは『クリッパー』です。ボルトクリッパーや番線カッターなどと呼ばれていて、硬く太い線などを切断するときに使用します。

この『クリッパー』は前回紹介した『押し切り』と同じくテコの原理を応用し、ハンドルに手で加えた力が先端部では数十倍の非常に大きなパワーになり、硬く太い物も難なく切断することが出来ます。

デメリットとしては、線を一つ一つ切断していくので非常に時間がかかってしまいます。またステンレスの太い線になるとテコの原理を応用してもかなりの力が必要となり、作業員は歯を食いしばり手と足をぷるぷると震わせながら切断しています。

ちなみに切断面は平(たいら)ではなく、尖がった山型になります。